エアストリームを再生する話・その4
ちょっと更新が空きました。
書くのは私の個人的な興味からなので、私がやりたいことが他にあるとこちらは後回しになってしまいます。今はゲーム・デスストランディングが面白すぎて時間がいくらあっても足りないです。
自宅に移動してから休みのたびにレストアできるようになりました。
最近は天気もよく、外の改修に丁度いい気候です。
優先的に直すところをピックアップしてくと、先ずは雨風が室内に入るのを防がないといけません。
屋根に付いているルーフベントの交換、四方に付いている窓の補修、扉の補修・・・・・・
今回は扉の蝶番の補修です。
エアストリームはアルミボディです。
基本の外観補修は、通常の自動車なら鉄板切り出し→錆の場所を切り取り→鉄板溶接→表面を整えて塗装・・・・・・の流れなのですが、アルミボディの場合は溶接ができません。
一応できるのですが、機材の用意が難しい上に溶接で直すのは野暮です。
溶接しないとなるとアルミパネルを貼り付け、リベットで固定するという補修方法をとることにしました。
あらかじめ用意しておいたアルミ板にリベットを打つ位置をマーキングし、蝶番に重ならないように注意して貼り付けます。この時使うのは金属用の二液性の強力な物です。しっかり圧着させたらマーキングしたリベット位置にドリルで穴を開けます。あらかじめリベットのサイズを確認して合う経のドリルきりを使いましょう。穴が大きすぎてもいけませんし、小さすぎるとリベットが入りません。
穴を全て開けたら、リベットを止める準備をします。
リベットを止める前に固定する道具があるんです。私も初めて知りました。
クリコというもので、専用の器具で抜き差しするものです。
穴を開けたらこのクリコで一旦固定し、そのあとリベットの先にシリコンをつけて打っていきます。
打った後は出ている部分をある程度カットし、更に滑らかにするためリベットシェーバーをかけます。
これで完成です。
ですが、今はリベットシェーバーが届かないのでカットのみです。
上下ともにアルミ板を貼り、丁番をつけました。
これで扉のがたつきは軽減されました。
扉がしっかりとついているだけでジャンク感が薄れるのはいいことです。
錠前の部分も交換してきちんと閉まるようになりました。
自宅に置いてあるのでいたずらする人や中を物色する人はいないと思うのですが、扉が閉まっているだけでも犯罪の抑止力になります。
常にどうやって直そうかと考えているようなので、やり始めると長いうえに行動が早くて一日の休みで毎回一か所は直してしまうようです。
夫にとっては直すのが一番の遊びなので、完成するまでは飽きることがないでしょう。